2011年5月4日水曜日

東海大会ベスト7で終了

第49回東海学生バスケットボール大会(女子)が本日終了し、浜松大学女子バスケットボール部は至学館大学に62対53で勝利し7位に入賞しました。また、大会期間中、体調の不具合で多大なる迷惑をおかけし、またアップも滞っていたことをお詫び申し上げます。
詳細なゲーム結果、スタッツなどは後日アップ予定です。
本日は羊達の映像と画像、久々企画の備忘録をアップしましたので、お読み頂ければ幸いです。


YouTubeで羊達のトライアングルオフェンスを観戦する
東海学生バスケットボール連盟ホームページへGO!

この後、静岡県リーグ、西日本大会とゲームが続く羊達ですが、ご声援のほどよろしくお願いいたします。



★備忘録
よく選手達に「逃げることができない数ヵ月後の東海1部リーグの試合に勝つためには…」という会話をよくする。
その答えは「自分以外の4人のプレーヤーのことを常に考え、仲間のためにどのように動くか」である。全世界の全てのコーチがこのことには同意するであろう。全てのプレーヤーが、利己的ではなくチームのためにプレーすることにより、皆が勝ち取ったかけがえのない勝利を得ることができると信じている。 浜松大学バスケットボール部のコーチとして12年目のシーズン。
過去に利己的ではない純粋な感動の勝利何度も味わうことができ、羊達に本当に感謝してる。

さて、この東海大会は新たな羊達の船出が出たことを実感した試合であった。
結果としては東海7位と昨年と同様の成績であったが、昨年とはまさに違う感覚でコーチングをしていた自分があり、またこのチームがどのように伸びていくのかが楽しみな今がある。
昨年の主力である松下、恩田、荻田が卒業し、在校生の力と新入生の加入がどの程度チームに影響を及ぼすかに注目していたが、少なくとも昨年のこの時期よりも、ディフェンスの意識も少なからず高まっていた。
しかし、まだまだチームの完成度としては4割程度であろう。個々の身体能力(ウェイトコントロールからスピード、パワー、体幹)は昨年の東海1部リーグの時期よりもかなり下がっている状態であるのは間違いない。ディフェンスも意識は高まったものの粘りはなく、リバウンドの徹底も昨年のインカレ時とは比較できない。
ただ一点、現時点で昨年より完成度が高まっているとしたらオフェンスシステムであろう。トライアングルオフェンスである。

NBAの名将であるフィル・ジャクソンは「私はトライアングルオフェンスをより理解することにより、どんなゲームでも勝利できる可能性が高まる、と確信している。正しく行われれば、止めることは不可能である。全てのプレーヤーは、精巧されたプログラムに沿って動き出し、全てのプレーヤーは適切な場所にポジションを取ることができる」とこのシステムを評価する。 また、バスケットボールの神様であり、またトライアングルオフェンスで過去6度のNBA優勝に導いたマイケルジョーダンも「トライアングル・オフェンスで我々は第4クオーターまでいける」と語る。

ブルズ時代のトライアングルオフェンス(YouTube)
レイカーズのトライアングルオフェンス(YouTube)
Phil Jackson - In My Own Words フィルジャクソンのトライアングルオフェンスの説明映像(YouTube)

仲間のためにスペースを作るこのトライアングルオフェンスはまさに利己的ではないバスケットの一つであり、大変魅力のあるシステムである。 今後、羊達のこのシステムへのより一層の理解度を期待してやまない。

★東海大会で使用したトライアングルオフェンスの羊達の反省点
・まずガードはミドルゾーンを強くドライブすることを心がける
・まずフォワードは自らが得点を取りに行くことを心がける
・まずセンターはミドルポストのポジションから強いパワープレーに行くことを心がける
・Moment Of Truthの場所までボールが運べていないのにエントリーされることが多い
・丁寧なスクリーンを仲間のためにかけた選手は次の瞬間、必ず自分がノーマークになることを知る
・もし自分が攻撃をせずに2秒間ボールを持ち続けたら、次はチームメイトにボールをパスする。
・ラグパスで逆サイドへ展開した後の2対2が成功しなかったとき、3対3のサイドとの連動(ドリブル・ウィーブ)が全く機能していない
・ピンチポストからのポストマンムーブが全くない
・ミドルポストのポジションを取るための駆け引きができていない。

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